浄水器の水漏れはどこから?原因と直し方を解説!
キッチンの浄水器から水漏れしていると気づくと、本体の故障なのか、大がかりな修理が必要なのかと不安になります。けれども落ち着いて確認すれば、原因の多くはパッキンの劣化や接続部のゆるみで、その大半は自分の手で直せます。
浄水器には蛇口の先に付ける直結型、シンクの上に置く据え置き型、シンク下に組み込むビルトイン型があり、タイプごとに水が漏れやすい場所は違います。まずはどこから漏れているかを見極めることが、遠回りのようで一番の近道です。
この記事では、浄水器の水漏れの原因をタイプ別に整理したうえで、自分でできる直し方の手順、業者に頼む目安と費用の相場、そして再発を防ぐコツまでを順番にまとめます。ポタポタが止まらないときの応急処置もあわせて紹介します。
読み終えるころには、いま起きている水漏れが自分で対応できるものか、それとも早めに相談したほうがよいものかを、自分で判断できるようになっているはずです。
この記事で分かること
- 浄水器の水漏れがどこで起きやすいか(タイプ別の弱点)
- パッキンやカートリッジを自分で直す具体的な手順
- 業者に頼むべき症状の見分け方と費用の相場
- 水漏れを繰り返さないための予防と日々のお手入れ
浄水器の水漏れの主な原因と発生する箇所
浄水器の水漏れは、本体そのものの故障よりも、パッキンや接続部といった消耗部品のトラブルであることが多いです。まずは代表的な原因と、タイプ別に漏れやすい場所を押さえておきましょう。ここを理解しておくと、あとの対処がぐっと楽になります。水漏れというと大ごとに感じますが、原因の切り分けさえできれば、必要以上に慌てることはありません。どのタイプのどこから漏れているのかを、順番に見ていきます。
最も多いパッキンOリングの劣化
浄水器の水漏れで最初に疑ってほしいのが、パッキン(Oリング)の劣化です。接続部の内側にはめ込まれた小さなゴムの輪が、水を外へ逃がさない役割を担っています。
ゴム製のパッキンは水と水圧に常にさらされているため、年数とともに硬くなったり、痩せて変形したりします。一般的には2〜3年で交換が推奨され、10年近く使った本体では避けられない消耗です。ここが弱ると、ほんのわずかな隙間から水がにじみ出てきます。
見分け方は簡単です。接続部を乾いた布でしっかり拭き、しばらく置いてから、じわっと水が浮いてくる場所を探します。そこの内側にあるパッキンが痩せている可能性が高いです。取り外して、ひび割れ、表面のベタつき、押しても戻らない硬化がないかを確認すると、交換の目安になります。
パッキンだけ替えても直らないときは、次に説明する接続ナットのゆるみや、本体側の細かな傷が重なっていることもあります。とはいえ、まずパッキンの状態を見ることが、無駄な出費や作業を避ける第一歩です。交換用パッキンは数百円で手に入り、メーカーの純正品や同じサイズのものを選ぶと失敗が少なくなります。
パッキンは目に見えない内側にあるため、劣化に気づきにくいのも厄介な点です。特に冬場は気温が下がってゴムが硬くなり、それまで止まっていた場所から急ににじみ始めることがあります。定期的に接続部を指で触ってみて、湿り気がないかを確かめる習慣をつけておくと、大きな水漏れに育つ前のごく小さな段階で気づけます。小さなにじみのうちに手を打てば、床や収納を濡らさずにすみ、後片づけの手間もかかりません。
接続ナットやカプラーの緩み
パッキン自体は元気でも、接続ナットやカプラーがゆるんでいるだけで水漏れは起こります。これは締め直すだけで直ることが多く、いちばん手軽に試せる原因です。
浄水器は蛇口や分岐金具と、ねじ込み式のナットやワンタッチのカプラーでつながっています。日々の開け閉めの振動や、カートリッジ交換のときのひねりで、少しずつゆるんでいくのが自然な流れです。特に取り付けた直後や、交換作業のあとに漏れ始めた場合は、ゆるみを真っ先に疑います。
たとえば据え置き型では、分岐した金具と本体をつなぐホースの根元、切り替えコックの付け根などが定番のゆるみ箇所です。手で軽く回してみて、まだ回る余地があれば、そこが漏れの入口だった可能性が高いといえます。
ただし、ここで力任せに締めるのは禁物です。締めすぎるとパッキンをつぶしたり、樹脂のナットを割ったりして、かえって水漏れをひどくします。締め直しは、手でしっかり止まるところから、ほんの少し増し締めする程度にとどめるのが安全です。それでも止まらないなら、パッキン交換に進みます。
締め直しても翌日にはまた漏れているという場合は、ゆるみではなく内部のパッキンが原因のことが多いです。ゆるみが原因なら締め直した時点でぴたりと止まり、その後もぶり返しません。一度締めて様子を見て、ぶり返すかどうかで原因を切り分けると、次の一手を無駄なく選べます。増し締めは一度だけと決めておくと、締めすぎによる二次被害も防げて安心です。
カートリッジの装着不良と目詰まり
カートリッジの入れ方が甘い、あるいは長く使いすぎて目詰まりしていることも、見落とされがちな水漏れの原因です。フィルターの入れ替え前後で漏れ出したなら、まずここを疑います。
カートリッジが斜めに入っていたり、ロックが最後までかかっていなかったりすると、装着部の隙間から水が漏れます。差し込み口にゴミやカスが噛んでいるだけでも、しっかり密着せずに水がにじみます。一度外して装着部を柔らかい布で拭き、まっすぐ差し込み直すだけで直ることも珍しくありません。
反対に、交換時期をかなり過ぎたカートリッジは内部が目詰まりを起こし、水の通り道が狭くなります。すると本体の中の圧力が逃げ場を失い、接続部の弱いところから漏れ出すことがあります。据え置き型やビルトイン型では、この余圧による漏れが起こりやすいです。
なお、新品に替えた直後にポタポタするのは、故障とは限りません。カートリッジが水になじむまで数日から1週間ほどかかり、その間は水切れが悪くなることがあると各社が案内しています。数日ようすを見ても止まらない場合は、装着し直しやパッキン確認に進むと安心です。
また、しばらく浄水器を使わずに置いていた後は、内部で水が滞留していることがあります。使い始めに数十秒ほど水を流してから使うと、たまった水や空気が抜けて、装着部からのにじみも落ち着きやすくなります。カートリッジの寿命と装着状態、この二つをセットで見ておくと、原因の見落としが減り、遠回りせずに解決へ近づけます。
互換カートリッジを使っている場合は、純正より寸法がわずかに違って密着が甘くなり、それが水漏れの原因になることもあります。水漏れが続くようなら、一度メーカー純正のカートリッジで試してみると、本体側の問題なのかカートリッジ側の問題なのかを切り分けられます。純正は割高に感じても、トラブルの少なさや安心感まで含めて考えると、結果的に扱いやすい選択になることが多いです。
蛇口直結型で水が漏れやすい場所
蛇口直結型は工事不要で手軽な反面、蛇口の先端に本体をぶら下げる構造のため、取り付け部に負担が集中します。漏れやすい場所を知っておくと、確認がぐっと速くなります。
いちばん多いのが、蛇口と本体をつなぐ根元のナット部分です。ここには変換用のアダプターとパッキンが入っており、経年でゆるんだり、パッキンが痩せたりして水がにじみます。次に多いのが、原水と浄水を切り替えるレバーやダイヤルの付け根です。
たとえば、浄水を出しているときだけ漏れるならカートリッジ側、原水のときも漏れるなら蛇口との接続部、というように、どのモードで漏れるかを観察すると原因を絞り込めます。本体の継ぎ目そのものからにじむ場合は、内部のヒビや割れも考えられます。
直結型は本体価格が手ごろなので、パッキン交換や締め直しで直らないときは、本体ごと新しくするのも現実的な選択です。数年使って各所のゴムが一斉に痩せている場合は、部品を追いかけるより買い替えたほうが早く、結果的に安く済むこともあります。
蛇口直結型は、蛇口の形や太さによって付属アダプターの相性があります。もともと合っていないアダプターを無理に付けていると、どれだけ締めても隙間が残り、水が漏れ続けてしまいます。取り付けの時点で本体がぐらつかず、まっすぐ固定できているかを見直すことも、立派な水漏れ対策の一つです。合うアダプターに替えるだけで、あっさり止まることもあります。
据え置き型とビルトイン型の弱点
据え置き型とビルトイン型は、ホースや分岐水栓を介して水を引き込むぶん、漏れの入口が増えます。それぞれ弱点となる場所が違うので、分けて見ていきます。
据え置き型は、シンクの上に本体を置き、分岐した金具からホースで給水します。設置場所が傾いていたり、蛇口と本体の取り付けが甘かったりすると漏れやすくなります。特に切り替えコックの取り付けミスや、コックのゴムパッキンの傷みが定番のトラブルです。ホースの根元や折れ曲がった部分も要チェックです。
ビルトイン型は、シンク下の分岐水栓から専用水栓へ配管し、本体をキャビネット内に収めます。表からは見えないぶん、シンク下がじわじわ濡れて初めて気づくことが多いです。分岐水栓の接続、給水ホースのつなぎ目、カートリッジまわりが漏れの起点になりやすい場所です。
ビルトイン型は内部構造が複雑で、圧力もかかっています。無理に自分で分解すると被害を広げかねないので、分岐水栓から先の本体トラブルは、早めに専門家へ相談するのが安全です。シンク下がびしょ濡れになる前に、止水と連絡を優先しましょう。
ビルトイン型の水漏れは見つけにくいので、月に一度はシンク下を開けて、キャビネットの底や配管のつなぎ目が湿っていないかを確かめると安心です。カビ臭さや、収納した物の底がなぜか濡れているといった変化も、初期の水漏れが出すサインになります。早く気づくほど被害は小さく、修理も部品交換だけで済むことが多くなります。
ポタポタ止まらない時に疑う原因
蛇口を閉めても浄水器の水漏れがポタポタと止まらないときは、少し様子が違います。原因を切り分けて、あわてず順番に確認していきましょう。
まず落ち着いて見てほしいのが、それが一時的な水切れかどうかです。カートリッジを替えた直後や、しばらく使っていなかったあとは、内部に残った水や空気の影響で、止めてからしばらく水が出続けることがあります。これは数分から、長くても数日で落ち着くのが普通です。
数日たっても止まらない、あるいは以前より明らかに量が増えたなら、消耗や不具合を疑います。よくあるのが、切り替えレバーの内部パッキンの摩耗と、蛇口本体のコマパッキンの劣化です。パナソニックの整水器の案内でも、水切換レバーの接続部や吐水パイプが水漏れの箇所として挙げられています。浄水器を外した状態でも蛇口の先からポタポタするなら、原因は浄水器ではなく蛇口側にあり、水漏れの蛇口の応急処置の手順もあわせて参考になります。
切り分けの手順はシンプルです。浄水器を外して蛇口だけにし、水漏れが続くかを見ます。止まれば浄水器側、続けば蛇口側です。原因の場所が分かれば、次の章の直し方でどこに手を付ければよいかがはっきりします。ポタポタを放置すると水道代がじわじわ増えるので、早めの切り分けが得策です。
ポタポタ程度でも、一日中続けば水道代は少しずつかさみます。使っていないのに水道メーターのパイロットがゆっくり回っているなら、どこかで水が流れ続けている証拠です。浄水器まわりだけでなく、家全体の水漏れを見つける手がかりにもなるので、気づいたら一度メーターも確認しておくと、思わぬ漏れの早期発見につながります。
浄水器の水漏れの直し方と業者の目安
原因の見当がついたら、いよいよ直し方です。安全のための止水から、カートリッジやパッキンの手当て、そして自分でやる範囲と業者に頼む線引きまで、順を追って説明します。手順どおりに進めれば、多くの水漏れは落ち着きます。無理をせず、自分でできるところと専門家に任せるところを見きわめながら進めるのが、遠回りに見えていちばんの安全策になります。
まず止水して漏れる箇所を特定する
作業を始める前に、必ず水を止めることから入ります。濡れた手のままいじると原因を見誤りやすく、床が濡れ続けると被害も広がります。急がば回れで、止水と箇所の特定を先にすませます。
止水の方法はタイプで違います。蛇口直結型や据え置き型なら、蛇口そのものを閉めれば十分です。ビルトイン型やシンク下から漏れている場合は、シンク下にある止水栓を時計回りに回して閉めます。止水栓が固くて回らないときは、家全体の元栓で止めても構いません。
止めたら、漏れている場所を正確に突き止めます。接続部やナットのまわりを乾いたタオルでしっかり拭き取り、少しずつ水を通しながら、どこから最初に水がにじむかを目で追います。ティッシュを当てて濡れる場所を探すと、細かなにじみも見つけやすいです。
ここで場所を特定しておくと、あとの作業が的確になります。ナットの継ぎ目なら締め直し、パッキンの内側からならパッキン交換、本体の割れ目からなら買い替え、というように、原因に合った一手を選べるからです。焦って手当たり次第に触るより、確実で早い進め方です。
作業を始める前に、いまの取り付け状態をスマートフォンで撮っておくと、元へ戻すときに迷いません。シンク下で作業するなら、あらかじめ古いタオルやバケツを敷いておくと、部品を外した拍子に残り水がこぼれても慌てずにすみます。準備を整えてから触るほうが、結果として早く、そして確実に作業を終えられます。
カートリッジを外して装着し直す手順
にじみが装着部のあたりなら、まずカートリッジの入れ直しを試します。部品も工具もいらず、数分で終わるので、いちばん最初に試したい対処です。
- 止水を確認し、本体の水をいったん抜きます
- 取扱説明書の向きにカートリッジをゆっくり外します
- 差し込み口とカートリッジの縁を、柔らかい布で拭きます
- パッキンが正しい位置にあるか、ゴミが噛んでいないかを見ます
- まっすぐ差し込み、最後まで確実にロックします
この作業で直ることが多いのは、水漏れの正体が「装着のわずかなズレ」や「差し込み口の汚れ」であるケースが少なくないからです。斜めに入っていたカートリッジをまっすぐ入れ直すだけで、ぴたりと止まることがあります。
入れ直しても止まらない場合は、カートリッジ側のパッキンが痩せているか、寿命による目詰まりが疑われます。交換時期を大きく過ぎているなら、この機会に新品へ替えてしまうのが手っ取り早い解決になります。装着し直しと新品交換は、どちらも自分で完結できる範囲です。
カートリッジは製品ごとに差し込む向きや回す方向が決まっています。無理に力を入れて回すと爪やねじ山を傷めることがあるので、固いと感じたら一度戻して向きを確かめましょう。正しい向きならスムーズに入り、最後にカチッと止まる手ごたえがあります。この手ごたえこそが、確実に装着できたかどうかの何よりの目印になります。
パッキンOリングを交換する方法
接続部の内側からにじむなら、パッキン(Oリング)の交換が本命の対処です。部品代は数百円ほどで、コツさえつかめば自分で交換できます。落ち着いて進めましょう。
まず止水を確認し、水漏れしている接続部のナットを、モンキーレンチなどでゆるめて外します。中にはまっている古いパッキンを取り出し、同じ形と大きさの新品を用意します。サイズが分からないときは、外した古いものを店に持っていくと選びやすいです。
新しいパッキンをはめる前に、溝や接触面の水アカやゴミを布でぬぐっておきます。ここが汚れていると、新品を入れても密着せずに漏れが残ります。パッキンを正しい位置にはめ、ナットを手で締められるところまで戻してから、工具で軽く増し締めします。
広島市の水道局も、コマのナットを外してパッキンを新しいものに取り替える手順を公式に案内しています。交換後は、止水栓や蛇口をゆっくり開けて水を通し、同じ場所から漏れが出ないかを確かめます。にじみが消えていれば成功です。もし別の場所から漏れ始めたら、そちらの接続部も同じ要領で点検します。
複数の接続部を持つ据え置き型やビルトイン型では、一か所のパッキンが傷んでいると、他の場所も似た時期に劣化していることがよくあります。分解したついでに、他の接続部のパッキンもまとめて新品にしておくと、近いうちの再発をまとめて防げます。予備のパッキンを何個か常備しておけば、いざというときすぐ交換でき、水を止める時間も短くてすみます。
接続部を締め直すときの注意点
締め直しはいちばん手軽な対処ですが、締めすぎは逆効果という点だけは強く意識してください。力を入れれば止まるという思い込みが、新たな水漏れを生むことがあります。
樹脂製のナットは、強く締めるとネジ山が変形したり、割れたりします。金属のナットでも、締めすぎると中のパッキンをつぶし、その反発が失われてかえって密着しなくなります。つまり、ちょうどよい締め具合を超えると、締めるほど漏れるという逆転が起きます。
目安は、手でしっかり止まるところまで回し、そこから工具で四分の一回転ほど増し締めする程度です。それでにじみが止まらないなら、締める力が足りないのではなく、内側のパッキンが劣化しているサインだと受け止め、パッキン交換に切り替えます。
また、締め直す前に接続面の汚れを拭いておくことも忘れないでください。ゴミを挟んだまま締めても、隙間は埋まりません。適切な力加減と、きれいな接触面。この二つがそろって初めて、締め直しは本来の効果を発揮します。
ねじ込み部からの漏れが続くときは、ねじ山にシールテープを巻き直すことで密着が改善することもあります。ただし巻きすぎると入らなくなるため、時計回りに数回ほど薄く巻くのが基本です。締める強さとシールの両面から見直すと、締め直しだけで直る範囲がぐっと広がります。それでも止まらなければ、素直にパッキン交換へ切り替えましょう。
締め直しやパッキン交換には、口の大きさを変えられるモンキーレンチが一本あると便利です。サイズの合わない工具でナットの角をなめてしまうと、外すことも締めることも難しくなります。手持ちの工具が合わないときは、無理に回さず、サイズの合うものを用意してから作業するほうが、結局は早く安全に片づきます。
自分で直す範囲と業者依頼の費用相場
ここまでの対処で止まらないときや、原因が奥にあるときは、無理をせず業者に頼む判断も大切です。自分でやる範囲と、プロに任せる範囲の線引きを整理しておきましょう。
自分で対応しやすいのは、締め直し、カートリッジの入れ直しや交換、そして目に見える接続部のパッキン交換までです。反対に、ビルトイン型の分岐水栓から先、シンク下の配管、本体内部の割れなどは、圧力もかかり構造も複雑なので、専門家に任せるのが安全です。床下や壁の内側が濡れている場合も、早めの相談が向いています。
| 対応の種類 | 費用の目安 | 難易度 |
|---|---|---|
| パッキンなど部品交換(自分で) | 数百円〜千円ほど | 易しい |
| シンク下の一般的な水漏れ修理 | 約10,000〜20,000円 | 業者向き |
| ビルトイン浄水器の交換(工事費込み) | 約70,000〜100,000円 | 業者向き |
費用はあくまで一般的な相場で、症状や地域、部品の在庫状況で変わります。見積もりを取るときは、出張費や部品代が含まれるかを確認すると安心です。賃貸にお住まいなら、自分で分解する前に管理会社や大家さんへ連絡しておくと、費用負担や手配のトラブルを避けやすくなります。
業者に頼むときは、できれば二社ほどから見積もりを取り、作業内容と金額を見比べると安心です。極端に安い広告料金で呼び寄せて、現地で高額を請求する例もあるので、追加費用の有無を先に確認しておきましょう。急を要する水漏れでも、止水さえできていれば、落ち着いて業者を選ぶ時間は十分に作れます。
また、購入から日が浅い浄水器なら、メーカー保証の対象になることがあります。自分で分解する前に保証書や購入日を確認し、保証期間内なら、まずメーカーの窓口に問い合わせるのが得策です。自己修理をすると保証が受けられなくなる場合もあるため、順番を間違えないように気をつけましょう。無償で直る可能性があるものを、あわてて自分で触ってしまうのは、もったいない結果になりかねません。
浄水器の水漏れを防ぐ予防とまとめ
最後に、浄水器の水漏れを繰り返さないための予防をまとめます。日々のちょっとした気づかいで、トラブルの多くは未然に防げます。
いちばん効くのは、パッキンとカートリッジを寿命の内に替えることです。パッキンは2〜3年を目安に、汚れや硬化が見えたら早めに交換します。カートリッジは、クリンスイなら蛇口直結型やポット型で約3か月、据え置き型やビルトイン型で約1年が交換の目安と公式に案内されています。水量が落ちたりカルキ臭を感じたら、期限前でも交換のサインです。
水漏れを防ぐ3つの習慣
- 接続部を締めすぎず、適正な力で取り付ける
- 設置は水平にし、ホースを無理に曲げない
- 2〜3年に一度は本体の状態を点検する
取り付けのときに締めすぎないこと、本体を水平に置いてホースを無理に曲げないことも、地味ですが効果的です。そして2〜3年に一度は本体全体を点検し、ゴム部品の傷みや汚れが目立ってきたら、部品交換や本体の新調を検討します。長く使うほど各所のゴムが一斉に痩せるため、ある時期からは買い替えのほうが安心で経済的です。
浄水器の水漏れは、原因さえ突き止めれば、その多くが数百円の部品と少しの手間で片づきます。まず止水して場所を特定し、締め直し、カートリッジの入れ直し、パッキン交換の順に試す。それでも止まらない、あるいは奥の配管が原因なら業者に相談する。この流れを覚えておけば、次に水漏れを見つけても落ち着いて対処できます。同じ水回りのトラブルでは、洗濯機の水漏れが底から出るケースや室外機の水漏れも、原因の見分け方がよく似ています。
交換した日付を本体やシンク下の扉の裏に小さくメモしておくと、次の交換時期の目安になり、うっかり寿命を過ぎてしまう失敗を防げます。カレンダーやスマートフォンの通知に登録しておくのも手軽で確実です。浄水器は毎日口に入る水を扱う道具なので、水漏れの予防はそのまま衛生の管理にもつながります。ほんの少しの手間を習慣にするだけで、水漏れの再発をぐっと遠ざけ、安心しておいしい水を使い続けられます。
浄水器の水漏れに関するよくある質問
ここでは、浄水器の水漏れについて特に多い疑問をまとめました。作業の前後で気になりやすいポイントを、短く整理しています。
新品に替えたら水漏れは故障ですか
カートリッジを新品に替えた直後にポタポタするのは、故障とは限りません。新しいカートリッジが水になじむまで数日から1週間ほどかかり、その間は水切れが悪くなることがあると各社が案内しています。まずは装着がまっすぐか、ロックが最後までかかっているかを確認しましょう。数日たっても止まらない場合は、パッキンの状態や接続部のゆるみを見直すと安心です。念のため、カートリッジ本体にひび割れや変形がないかも見ておきましょう。まれに初期不良や、輸送中の破損で漏れることもあります。その場合は無理に使わず、購入した店やメーカーに相談すると、交換に応じてもらえることがあります。新品直後の漏れは、まず装着の確認、次に数日の様子見、それでも続くなら初期不良の相談、という順で切り分けると落ち着いて対処できます。
修理費用の相場はどのくらいですか
自分でパッキンなどの部品を替える場合は、数百円から千円ほどで収まります。業者に頼む場合、シンク下の一般的な水漏れ修理はおよそ10,000〜20,000円、ビルトイン浄水器の交換は工事費込みでおよそ70,000〜100,000円が目安です。金額は症状や地域で変わるため、出張費や部品代を含むかを確認して見積もりを取ると、あとで慌てずにすみます。パッキンやカートリッジといった消耗品だけで直るなら、部品代だけで数百円から千円ほどに収まります。まず自分で試せる範囲を一通りやってみて、それでも直らないときに業者を検討すると、余計な出費を抑えられます。同じ症状でも、部品交換で済むか本体交換になるかで金額は大きく変わるので、原因を伝えたうえで見積もりを取るのが確実です。
カートリッジの交換時期はいつですか
メーカーや型によって違いますが、クリンスイの公式案内では、蛇口直結型やポット型で約3か月、据え置き型やビルトイン型で約1年が目安とされています。トレビーノなどでも、使用量に応じて数か月ごとの交換が推奨されています。水の量が落ちたり、カルキのにおいを感じたりしたら、期限前でも交換のサインです。期限内の交換は、目詰まりによる水漏れの予防にもつながります。交換の目安は、あくまで標準的な使い方を想定した数字です。一日にたくさん水を使う家庭では早めに、使用量が少ない家庭では表示どおりか少し長め、というように暮らし方に合わせて調整して構いません。迷ったときは、水の出が落ちてきた、味やにおいが気になり始めた、と感じた時点で替えるのが分かりやすい基準になります。
浄水器の水漏れで賃貸は誰が負担しますか
一概には言えませんが、浄水器そのものが入居者の持ち物なら、部品交換や本体の費用は入居者側の負担になることが多いです。一方で、備え付けの設備や配管側の不具合であれば、管理会社や大家さんが対応するケースもあります。判断に迷ったら、自分で分解する前にまず管理会社へ連絡し、状況を伝えて指示を仰ぐのが安全です。床下や階下への被害を防ぐためにも、早めの一報を心がけましょう。特に集合住宅では、床下にしみた水が階下の部屋まで達すると、被害が大きくなりがちです。原状回復や費用の分担にも関わってくるため、自分だけで判断せず、状況を写真に残したうえで管理会社に相談すると、後々のやり取りがスムーズになります。まずは止水して被害を止め、それから連絡する、という順番を覚えておくと安心です。