住まいメンテナンス

網戸の張替えを賃貸で自分でやるには?手順を解説!

網戸が破れてから放置していませんか。破れた網戸は虫の侵入を許すだけでなく、風の抜けが悪くなったり見た目が悪化したりと、快適な暮らしを妨げる原因になります。

「賃貸だから業者に頼むしかない」と思いがちですが、網戸の張替えは道具さえ揃えば自分でも十分対応できる作業です。コストも1枚あたり数千円で済むので、業者に依頼するよりかなり節約できます。

この記事では、網戸の張替えを賃貸住宅で自分でやる方法を、必要な道具の準備から実践手順、管理会社への確認ポイントまで丁寧に解説していきます。

  • 賃貸で網戸を自分で張り替えるときの注意点
  • 必要な道具と材料の選び方
  • 初心者でも失敗しない張替え手順
  • 原状回復に配慮した網選びのコツ

初めての張替えでも、ポイントさえ押さえればきれいに仕上がります。順番に見ていきましょう。

網戸の張替えを賃貸で自分でやる前に確認すること

網戸の張替えを始める前に、賃貸ならではの確認ポイントを整理しておきましょう。勝手に進めて退去時にトラブルになるケースもあるため、最初の一手が肝心です。

原状回復や部品選びの観点で、確認を怠らないようにしてください。

網戸の張替えを賃貸で自分でやる前に確認すること

管理会社や大家さんへの確認は必要か

網戸の張替えは、基本的に原状回復の範囲内で対応できる「軽微な修繕」として扱われることが多いです。ただし、物件によって対応ルールが異なるので、事前確認が安心です。

確認するべきポイントは以下の通りです。

  • 網戸の張替えを入居者側で行っていいか
  • 張替え費用は入居者負担か貸主負担か
  • 網の色や素材に指定があるか
  • 張替え後の報告が必要か
  • もともと破損していた場合の入居時記録

入居時から破れていた網戸の場合は、基本的に貸主負担で対応してもらえるケースが多いです。入居前の状態が分かる写真や報告書があれば、それを根拠に管理会社と相談できます。

使用中に破れた場合は入居者負担になることが一般的です。この場合、自分で張り替えれば費用を大幅に節約できるため、DIYが現実的な選択肢になります。

賃貸で自分張替えをするメリットと注意点

自分で張り替えるメリットは費用面と時間の自由度です。ただし、注意すべき点もあるので両面を理解しておきましょう。

観点 メリット 注意点
費用 1枚数千円で完結 失敗すると追加費用
時間 好きな時間にできる 1枚30分〜1時間必要
仕上がり 納得いくまで調整可 経験ゼロだと歪みやすい
素材 好みの網を選べる 賃貸の指定ルールに注意
原状回復 退去時も揉めにくい サッシを傷めないこと

初心者でも1枚目に時間をかけて丁寧にやれば、2枚目以降はスムーズに進むのが網戸張替えの特徴です。複数枚ある場合は、練習を兼ねて小さい窓から始めると失敗を減らせます。

国民生活センターの賃貸トラブル相談事例でも、網戸関連の問題はときどき取り上げられています。事前確認を徹底することで、ほとんどのトラブルは避けられます。

網戸を張り替えるタイミングと目安

網戸は消耗品で、使用年数や環境によって劣化が進みます。一般的に5〜10年程度が張替えの目安と言われており、以下のような症状が出たら検討時期です。

  • 網に穴や破れがある
  • 網が色褪せて黒っぽく変色している
  • 触ると網が硬化してパリパリしている
  • 網目が歪んで穴が大きくなっている
  • 網を押すと簡単にたわむ
  • ゴムが硬くなって取り外しにくい

網が紫外線で硬化すると、破れていなくても強度が落ちます。虫が押し入ってしまう可能性もあるため、気づいたタイミングで早めに張り替えるのがおすすめです。

季節的には4〜5月の虫が増える前が張替えに最適です。梅雨に入ると湿気で作業しにくくなり、真夏は暑さで効率が落ちます。秋でも問題ありませんが、台風シーズン前に対応しておくと安心です。

自分でやるか業者に頼むかの判断基準

すべてを自分でやる必要はなく、状況によっては業者依頼が現実的です。以下のケースでは業者依頼を検討してください。

  • 窓が3階以上の高所で取り外しが危険
  • 網戸が大きく(幅90cm以上)扱いにくい
  • フレーム自体が歪んでいる・破損している
  • 道具を買い揃えるコストが業者依頼と変わらない
  • 完璧な仕上がりを求める

業者依頼の費用は、1枚あたり3,000円〜5,000円程度が相場です。複数枚まとめて依頼すると割引になることもあり、道具を揃える費用と時間を考えると十分選択肢に入ります。賃貸では管理会社経由で業者を紹介してもらえるケースもあるので、選択に迷ったら相談してみるのもいいでしょう。

網戸の張替えを賃貸で自分で進める実践手順

準備が整ったら、実際の張替え作業に入ります。手順どおりに進めれば、初心者でも1〜2時間で1枚を仕上げられます。

必要な道具と材料を揃える

必要な道具と材料を揃える

網戸張替えに必要な道具と材料は、ホームセンターや100円ショップで揃えられます。以下のリストを参考に準備してください。

道具・材料 用途 購入場所
網戸用網 張り替え本体 ホームセンター
網戸押さえゴム 網を固定する部品 ホームセンター
網戸ローラー 押さえゴムを入れる ホームセンター
カッターナイフ 余った網をカット 100円ショップ
はさみ 網を下準備 100円ショップ
マイナスドライバー 古いゴムを外す 100円ショップ
洗濯バサミ 作業中の網仮止め 100円ショップ

網のサイズは、網戸の縦横それぞれに+10cmほど余裕があるものを選びます。幅910mm×長さ30mなど、一般的なサイズがあらかじめセットされたロール商品が使いやすいです。

押さえゴムは網戸の溝サイズに合わせる必要があります。古い網戸のゴムを外して直径を測るか、メーカーや品番から適合サイズを調べてください。ゴムのサイズが合わないと仕上がりがガタガタになります。

ダイソーなどの100円ショップでも、網戸張替え用の基本セットが販売されています。初めての方は必要最小限をまとめ買いするのがコスパ最強です。

網戸を外して古い網を剥がす手順

網戸を外して古い網を剥がす手順

実際の作業は、まず網戸を窓枠から外すところから始めます。室内で平らな床の上で作業するのが安全です。

  1. 網戸を窓枠から持ち上げて外す
  2. 床に新聞紙やシートを敷いた上に網戸を置く
  3. マイナスドライバーで古い押さえゴムの端を引き起こす
  4. ゴムを4辺すべて取り外す
  5. 古い網を外してフレームを軽く水拭き
  6. フレームが完全に乾くまで置く

網戸を外すときは、レールから持ち上げて手前に引くのが基本です。固くて外れない場合は、網戸を少し傾けて上部のツメを先に外すと動きます。賃貸ではサッシを傷めないよう、無理な力をかけないでください。

古いゴムは再利用できないので捨てて問題ありません。フレームは古い網の繊維が残っていることがあるので、乾いた布でしっかり拭き取ってから次の工程に進みます。

新しい網を張る実践手順

いよいよ新しい網を張る作業です。焦らずゆっくり進めるのが美しく仕上げるコツです。

  1. フレームに網をかぶせ、四辺に10cmずつ余裕を持たせる
  2. 角を洗濯バサミで仮固定する
  3. 1辺目(長辺)から押さえゴムを溝に入れ始める
  4. 網戸ローラーで押さえゴムをゆっくり押し込む
  5. 反対側の辺を軽く引っ張りながら同じ要領で入れる
  6. 残り2辺も順番に入れる
  7. 余った網をカッターナイフで丁寧にカット

ポイントは「引っ張りすぎない」ことです。網をピンと張ろうとして強く引っ張ると、ゴムを入れ終わった後にたるんだり歪んだりする原因になります。軽いテンションでゆっくり作業してください。

ローラーで押さえゴムを入れるときは、一定のスピードで均一の力をかけるときれいに仕上がります。途中で止めたりやり直したりすると、そこから歪みが出やすくなります。YKK APなどのサッシメーカー公式サイトでも、網戸の張替え動画が公開されているので参考にできます。

仕上がりを綺麗にする微調整のコツ

仕上がりを綺麗にする微調整のコツ

張り終えた直後はわずかなズレや歪みがあることも多いです。仕上がりを左右する微調整のコツを押さえておけば、初心者でもプロに近い仕上がりを目指せます。

チェックするポイントは以下の通りです。

  • 網に大きなたるみやシワができていないか
  • 押さえゴムが溝からはみ出していないか
  • 四隅がしっかり固定されているか
  • 余った網がきれいにカットされているか
  • 網が窓ガラス側・外側いずれか正しい向きか

たるみが気になる箇所は、押さえゴムを一部だけ外して網の引き具合を調整すると直せます。全体をやり直す必要はなく、気になる辺だけピンポイントで修正するのがコツです。

網の向きは、一般的に窓の外側に網が出るように張るのが基本です。室内側に引っ張るより、外側に押される力がかかった方が網が安定します。

網戸張替えの合言葉は「ゆっくり・均一・引きすぎない」。この3つを意識するだけで、仕上がりが大きく変わります。失敗しても部分補修できるのがDIYの強みです。

賃貸での網戸張替え後のアフターケア

張替えが終わっても、すぐに元のレールに戻す前にチェックしたいポイントがあります。張替えた網戸を長く使うためのコツもまとめておきます。

タイミング やること
張替え直後 網を軽く拭いて汚れを落とす
元のレールに戻す前 レールのホコリや汚れを掃除
1か月後 張りの緩みがないか確認
季節ごと 網を軽く掃除機で吸う
退去時 入居前と変わらない状態かチェック

網戸を元の位置に戻す際は、レールのゴミを先に掃除しておくと開閉がスムーズになります。賃貸では退去時のチェックで網戸を確認されることが多いため、日頃からのケアが後々効いてきます。

張替えに使った古い網や余った材料は、自治体のルールに従って処分してください。網は不燃ゴミ扱いの自治体が多いですが、念のため地域のゴミ分別を確認しておきましょう。

網戸の張替えは、賃貸でも自分で対応できる身近なメンテナンスのひとつです。「業者に頼むほどではない」小さな住まいのケアを自分で進める習慣は、快適な暮らしを保つうえで大きな武器になります。

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