玄関網戸の取り外し方法は?図解でコツを解説!
玄関のドアを開けたまま風を通したいとき、頼りになるのが玄関網戸です。ただ、掃除や網の張り替えをしようとすると、そもそもどうやって外すのかで手が止まってしまう方は多いかなと思います。
実は玄関網戸は、タイプによって取り外せるものと外せないものがあるという点が最初のポイントです。引き戸タイプなら持ち上げて外せますが、アコーディオン式は無理に外すと壊れてしまいます。
この記事では、玄関網戸の取り外し方法を図解を交えながら整理し、外れ止めの解除のコツや外れないときの対処、掃除や賃貸での注意点までまとめました。安全に作業するための順番を一緒に確認していきましょう。
- 玄関網戸のタイプ別の取り外し可否と見分け方
- 引き戸網戸を安全に外す具体的な手順とコツ
- 網戸が外れないときの原因と対処法
- 外した網戸の掃除や賃貸で外すときの注意点
玄関網戸の取り外し方法をタイプ別に図解
玄関網戸と一口に言っても、レールをスライドする引き戸タイプ、ドアの横に付くロータリー式、じゃばら状に伸縮するアコーディオン式など種類はさまざまです。まずは自宅の網戸がどのタイプかを見極めることが、取り外しの第一歩になります。ここでは代表的なタイプごとの外し方を図解で確認していきます。
玄関網戸は取り外せるタイプと外せないタイプがある
玄関網戸を外す前に知っておきたいのが、すべての網戸が簡単に外せるわけではないという事実です。レールの上を左右に動く引き戸(框付き)タイプや、ドア枠に取り付けるロータリー式の網戸は、正しい手順を踏めば自分で取り外せます。
一方で、じゃばら状のアコーディオン網戸やプリーツ網戸は、構造上「取り外さずに使う」ことを前提に設計されているものが多く、無理に外すと網や部品を傷める原因になります。破れてしまった場合は本体ごとの交換になるケースが一般的です。
巻き取り式のロール網戸も、バネの力が強く自力での取り外しは難しいため、不具合が出たらメーカーや業者に相談するのが安心かなと思います。下の図で、タイプごとの取り外し可否を整理しました。
見分け方のコツは、網戸の四方に金属やアルミの枠(框)があり、レールの上を左右にスライドするなら引き戸タイプです。じゃばら状に折りたたまれて伸び縮みするならアコーディオン式、上下や横のケースから網が巻き出てくるならロール式です。ドア枠に蝶番のような形で付いていれば、ドア用の網戸になります。
まずは網戸の上下や横をよく観察して、レールから動く構造なのか、固定されているのかを確かめてみてください。動くタイプでも、上部に外れ止めが見当たらない古い網戸は、レールの深さだけで支えている場合があり、持ち上げ幅が浅いと外れないことがあります。ここのタイプ判別を間違えなければ、その後の作業はぐっと楽になります。
引き戸網戸を取り外す基本の手順を図解で確認
玄関でもっとも多いのが、レールを左右にスライドする引き戸(框付き)タイプの網戸です。基本の流れは、外れ止めを解除してから網戸を持ち上げて外すという順番になります。プラスドライバーを1本用意しておくとスムーズです。
具体的には、網戸の上部にある外れ止め(樹脂の部品)のネジを緩めて下にずらし、次に下部の脱輪防止つまみを引き出します。この2つを解除してから網戸を止まる位置まで持ち上げると、下側に隙間ができてレールから外せる状態になります。
あとは網戸の下部を手前に引いて下レールから外し、最後に上レールから斜めに引き抜けば取り外しは完了です。次の図に5つのステップをまとめました。
網戸は思ったより軽いですが、風のある日は外した瞬間にあおられることがあります。屋外側に落とさないよう、室内側に引き込むイメージで作業すると安全です。
作業を始める前に、網戸の周りを片付けて足場を確保しておくと安全です。玄関の網戸は横幅があり両手がふさがるため、外した網戸を立てかける壁ぎわのスペースも先に空けておくとスムーズに進みます。滑り止めの付いた軍手をはめておくと、手が滑らず網戸を落としにくくなります。
LIXILなどメーカーの公式手順でも、外れ止めと戸車つまみを解除してから持ち上げる順番が案内されています。順番を守れば、力を入れなくてもすっと外れてくれます。逆に、解除を飛ばして力ずくで持ち上げようとすると、部品を割ってしまったり網戸が斜めに引っかかったりするので、あせらず一つずつ進めるのがコツです。
外れ止めと脱輪防止つまみを解除するコツ
取り外しでつまずきやすいのが、外れ止めと脱輪防止つまみの解除です。この2つは網戸が風で外れて落ちないための安全部品なので、しっかり付いている分、初めてだと存在に気づきにくいことがあります。
外れ止めは網戸の上部、左右の框の内側あたりに付いていることが多く、プラスドライバーでネジを緩めて部品を下方向にスライドさせます。完全にネジを抜く必要はなく、少し緩めて下げれば十分です。下げた位置で軽く締め直しておくと、部品が動かず作業しやすくなります。
脱輪防止つまみは網戸の下側にあり、指やドライバーで手前に引き出すタイプが一般的です。網戸によっては外れ止めだけ、あるいはつまみだけの場合もあるので、上下をよく見て付いている部品を確認しましょう。
外れ止めのネジは固く締まっていることが多いので、サイズの合ったドライバーを使い、真上からしっかり押し当てて回すとネジ山をつぶさずに済みます。ネジが小さく落としやすいため、外す場合は受け皿を下に置いておくと紛失を防げます。脱輪防止つまみは製品によって形が違い、レバー式やスライド式などがあるので、動かない方向に無理な力をかけないよう気をつけましょう。
どうしても部品の場所が分からないときは、無理に持ち上げず、網戸の品番シールを確認してメーカーサイトの図を見ると確実です。安全部品を壊すと再取り付け時に落下の危険が出るため、丁寧に扱うことが大切です。
ドア用・アコーディオン網戸を外すときの注意
玄関ドアの横に付くドア用網戸は、引き戸タイプとは外し方が変わります。回転式(ロータリー)のドア用網戸は、巻軸を回転止め金具で固定してから外すのが基本で、メーカーによって細かな手順が異なります。川口技研などの公式メンテナンス情報に、機種ごとの取り外し方が図入りで案内されています。
アコーディオン網戸やプリーツ網戸は、前述のとおり取り外しを想定していない製品が多く、掃除は付けたまま行うのが原則です。ネットの両側を挟むように、プリーツの折り目に沿って軽く拭き取ると汚れが落ちます。
強く引っ張るとネットがよれたり戻らなくなったりするため、外して丸洗いはせず、レール部分のゴミを掃除機でこまめに取り除く方法が長持ちのコツかなと思います。破損したときは本体交換になるので、その際は専門業者に相談すると安心です。
ドア用の網戸は、開閉のたびに巻き取りバネや戸車に負担がかかるため、取り外しよりも日ごろのお手入れで寿命が大きく変わります。レールに小石やホコリがたまると動きが重くなり、無理に開け閉めすると部品が傷みます。月に一度ほど溝を掃除しておくと、取り外しが必要なトラブル自体を減らせます。動きが渋くなってきたら、早めにメーカーへ相談するのがおすすめです。
玄関網戸が取り外せない時の対処と掃除・取り付け
手順どおりに進めても網戸が外れないことや、外したあとの掃除や戻し方で迷うこともあります。ここでは、玄関網戸が取り外せないときの原因と対処、外した網戸のお手入れ、そして賃貸で作業するときの注意点までまとめて解説します。
玄関網戸が外れない主な原因と対処法
網戸が外れないときは、力を強めるのではなく原因を一つずつ切り分けることが解決の近道です。もっとも多いのは、外れ止めや脱輪防止つまみが解除しきれていないケースで、もう一度部品の位置と状態を確認するだけで外れることがよくあります。
次に多いのがレールのゴミや砂の蓄積です。溝に汚れが詰まると網戸が引っかかって持ち上がらないため、ブラシや掃除機で溝を掃除してから再挑戦してみてください。長年外していない網戸ほど、この汚れが原因になりがちです。
それでも動かない場合は、サッシや枠自体がゆがんでいる可能性があります。無理に引っ張ると指を挟んだり網戸を落下させたりする危険があるため、ここで一度手を止めて業者に相談する判断も大切です。下の図に原因と対処を整理しました。
意外と見落としがちなのが、外れ止めのネジを緩めたつもりで、実は締め直してしまっているケースです。ネジを緩めて部品を下げたあと、動かないようにと強く締め直すと、外れ止めが効いたままになって持ち上がりません。部品が下がった状態で軽く固定するのが正解なので、もう一度位置を見直してみてください。冬場はレールのグリスが固まって動きが渋くなることもあるため、その場合は溝を掃除してから試すと外れやすくなります。
外れないからといって、バールなどでこじ開けたり体重をかけて引っ張ったりするのは危険です。網戸が急に外れて落下すると、下にいる人にぶつかる事故につながります。
取り外した玄関網戸の掃除とお手入れ手順
せっかく外したなら、戻す前に掃除まで済ませておくと網戸が長持ちします。いきなり水をかけず、まず乾いた状態でホコリを落とすのが基本の順番です。濡らしてからだと泥状の汚れが網目に固まりやすいので注意しましょう。
手順としては、まずハタキや乾いた布で表裏のホコリを払い、次に薄めた中性洗剤をスポンジに含ませて網を優しく洗います。網目を傷めないよう、こすりすぎないことがポイントです。仕上げに水で洗剤を流し、日陰でしっかり乾かします。
網戸を外したついでに、レールと戸車の溝に詰まった汚れもブラシでかき出しておくと、戻したあとの滑りが見違えるほど良くなります。下の図に掃除の流れをまとめました。
水拭きが難しい場所では、住宅用の網戸クリーナーや、2枚のスポンジで網を挟んで拭く方法も手軽です。乾ききる前に戻すとカビや水あかの原因になるため、乾燥までしっかり行いましょう。
賃貸で玄関網戸を外す注意点と元に戻す取り付け手順
賃貸物件で玄関網戸を外すときは、まず建物の共用部や設備を傷つけないことを最優先に考えます。掃除や網の張り替え程度なら基本的に問題ないことが多いですが、外した部品を紛失したり破損したりすると原状回復の対象になりかねません。
外した外れ止めのネジや脱輪防止つまみなどの小さな部品は、なくさないよう小皿にまとめておくと安心です。大がかりな交換や、外して戻せなくなりそうな網戸は、無理をせず管理会社や大家さんに一度相談するのがおすすめです。
元に戻すときは、外したときと逆の順番で行います。まず上レールに網戸の上部を差し込み、下部をレールに乗せてから、外れ止めと脱輪防止つまみを必ず元の位置に戻して固定します。ここを戻し忘れると、網戸が風で外れて落下する恐れがあるため、最後に軽く揺らしてグラつかないか確認しておくと安心です。
網戸を戻したあとは、試しに何度か開け閉めして動きを確かめておきましょう。スムーズに動かない場合は、下部がレールにきちんと乗っていないか、戸車の位置がずれている可能性があります。無理に動かさず、いったん外して乗せ直すと直ることが多いです。作業に不安が残るときや、外した部品が余ってしまったときは、そのままにせず管理会社に写真を送って確認しておくと、あとのトラブルを防げます。
玄関網戸を後から設置したい場合は、取り外しとは逆に選び方や工事の知識が必要になります。設置を検討している方は、あわせて後付けの記事も参考にしてみてください。
玄関網戸の取り外しに関するよくある質問
ここでは、玄関網戸の取り外しについて検索されることの多い疑問をまとめました。作業前の不安をここで解消しておきましょう。
玄関網戸の取り外しに道具は必要ですか
引き戸タイプの網戸なら、プラスドライバー1本があればほとんどの作業ができます。外れ止めのネジを緩めるために使うもので、特別な工具は不要です。レール掃除用のブラシや、手を保護する軍手を用意しておくとより安全に作業できます。ネジが固いときのために、少し大きめのドライバーがあると力が伝わりやすく便利です。ドア用の回転式網戸はメーカー指定の手順や専用部品が必要な場合があるので、作業前に品番シールを確認しておくと安心です。高さのある玄関網戸を扱うときは、二人で支えると落下を防ぎやすくなります。
アコーディオン網戸はどうしても外せませんか
アコーディオン網戸やプリーツ網戸は、取り外しを前提としていない製品が多く、自力で外すと元に戻せなくなることがあります。掃除は付けたまま拭き取るのが基本です。網が破れるなど交換が必要になった場合は、本体ごとの交換になるため、メーカーや専門業者に相談する方法が確実かなと思います。
取り外した網戸はどこで洗えばよいですか
ベランダや庭、浴室など、水を流しても問題のない場所が向いています。玄関網戸は大きいので、立てかけて洗える壁際があると作業しやすいです。集合住宅で屋外に水を流しにくい場合は、2枚のスポンジで網を挟んで拭く方法なら、少ない水でもきれいにできます。直射日光の下で乾かすと枠が熱で変形することがあるため、洗ったあとは日陰でしっかり乾かしてから戻しましょう。網の目に汚れが残っていると乾いてから白く浮くので、洗剤はていねいにすすいでおくのがきれいに仕上げるコツです。
玄関網戸の取り外し方法のまとめ
玄関網戸の取り外しは、まず自宅の網戸がどのタイプかを見極めることから始まります。引き戸やドア用の回転式なら自分で外せますが、アコーディオンやロール式は無理に外さず掃除や交換で対応するのが安全です。
引き戸タイプは、外れ止めと脱輪防止つまみを解除してから持ち上げて外す、という順番を守ればスムーズに外れます。外れないときは力任せにせず、部品の解除やレール掃除を見直し、それでも動かなければ業者に相談してください。
外したあとはホコリを落としてから水洗いし、しっかり乾かして戻すこと、そして安全部品を必ず元に戻すことが大切です。図解の手順を参考に、玄関網戸の取り外しと掃除を安全に進めていきましょう。
最後に、タイプごとの取り外し可否とおすすめの対応を表にまとめました。作業前の確認にお使いください。
| 網戸のタイプ | 取り外し | おすすめの対応 |
|---|---|---|
| 引き戸(框付き・スライド) | できる | 外れ止めを解除し持ち上げて外す |
| ドア用ロータリー網戸 | できる | 巻軸を固定しメーカー手順で外す |
| アコーディオン・プリーツ | 基本できない | 付けたまま拭き掃除、破損は交換 |
| ロール(巻き取り)網戸 | 自力は難しい | 不具合はメーカーや業者に相談 |
玄関網戸の取り外しと合わせて、網の張り替えや戸当たりゴムの交換も知っておくと、住まいのメンテナンスがぐっと楽になります。
より詳しいメーカー別の手順は、以下の公式情報も参考になります。
LIXIL 引違い窓の網戸を取り外す方法/川口技研 ドア用網戸本体の取り外し/網戸の外し方・取り付け方の解説
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