網戸の網をステンレスネットにするデメリットは?解説!
網戸の網をステンレスネットに替えるかどうか迷ったとき、最初に押さえておきたいのが価格の高さというデメリットです。丈夫で長持ちする一方、費用や張り替えの手間で「思っていたのと違う」と感じる人も少なくありません。
この記事では、ステンレスネットの網戸で気になるデメリットを整理しつつ、メリットやメッシュ数の選び方まで具体的にまとめます。素材ごとの違いが分かれば、自宅の窓に本当に合う網が見えてきますね。
「高いお金を出して後悔したくない」という方こそ、張り替える前に一度目を通してみてください。素材の特徴と費用感をつかんでおけば、網選びで迷ったときの判断がぐっと楽になります。
- ステンレスネットの網戸で起きやすいデメリットの中身
- 価格やメッシュ数など網選びで見るべきポイント
- ポリプロピレン網など他の素材との違いと使い分け
- 張り替えを業者に頼むときに気をつけたいこと
それでは、順番に見ていきましょう。
ステンレスネットの網戸で気になるデメリット
まずは、網戸の網をステンレスにしたときに感じやすいマイナス面から整理します。丈夫さで人気のステンレスネットですが、費用や施工のハードルなど、替えてから気づく点もいくつかあります。デメリットを先に知っておくことで、あとで後悔しにくくなります。
そもそもステンレスネットとはどんな網か
ステンレス網戸とは、網戸の網の部分に、サビに強い金属であるステンレスの細い線を織り込んだネットのことです。一般的な網戸の網はポリプロピレンやグラスファイバーといった樹脂製が主流ですが、それを金属の網に置きかえたものと考えると分かりやすいです。
最大の持ち味は、なんといっても頑丈さです。ステンレス網の耐久年数は15〜20年ほどとされており、樹脂の網の2倍以上長持ちするケースも珍しくありません。ハサミやカッターでは簡単に切れないため、外からの侵入に強く、防犯目的やペット対策で選ばれることが多い網です。
メーカーによっては、視界のきれいさや虫よけ、ペットの引っかき対策など、目的別に機能を分けた網も用意されています。LIXILの網のタイプ紹介のように、素材や機能で複数の選択肢があるので、まずは自宅の窓に何を求めるかを整理しておくと選びやすくなりますね。
ステンレスの網は、細い金属線を縦横に織り込んで作られています。この構造のおかげで、力を加えても伸びたり破れたりしにくく、形が安定します。防犯の面では、外からカッターで切って侵入する手口に対して時間を稼げるのが強みです。一階の窓や、道路に面した掃き出し窓など、防犯を意識したい場所ほど効果を感じやすい網になります。
価格が高いという一番のデメリット
ステンレスネットの一番のデメリットは、はっきり言って価格の高さです。同じ網戸の張り替えでも、素材が変わるだけで費用感が大きく変わってきます。まずは相場を数字で見てみましょう。
| 網の素材 | 張り替え費用の目安(サッシ1枚) | 特徴 |
|---|---|---|
| ポリプロピレン | 約5,000〜10,000円 | 最も安く手軽 |
| グラスファイバー | 約8,000〜15,000円 | 丈夫で扱いやすい |
| ステンレス | 約10,000〜30,000円 | 高いが長持ち |
このように、ステンレスは一般的な網の2〜4倍の費用がかかることもあります。金属を細い線に加工するのに手間がかかるうえ、流通量が樹脂の網ほど多くないことが、価格が上がる理由です。さらにDIYが難しいぶん業者に頼むことも多く、その工賃も上乗せされます。初期費用だけを見ると割高に感じてしまうのが正直なところです。
もう一つ意識したいのが、家全体で考えたときの総額です。網戸は1枚だけでなく、複数の窓にまとまってついていることが多いので、すべてをステンレスに替えると総額はさらに膨らみます。まずは人の出入りが多い掃き出し窓や、虫が気になる寝室の窓だけをステンレスにして、残りは樹脂の網にするといった使い分けで、費用を上手に抑える方法もあります。
DIYでの張り替えが難しい理由
費用を抑えたいなら自分で張り替えたいところですが、ステンレスネットはDIYのハードルが高いのもデメリットです。樹脂の網なら家庭用のハサミやカッターで切れますが、金属の網はそう簡単にはいきません。
ステンレスの線は硬く、普通のカッターだと刃が負けてしまい、きれいに切れないことがよくあります。専用の道具や、ある程度の力とコツが必要になるため、初めての人がいきなり挑戦すると失敗しやすいです。無理に押し込むと網が折れたり、枠にうまくはまらず波打ったりして、かえって見た目が悪くなることもあります。
網の張り替えそのものに慣れていない場合は、最初の1枚をステンレスで練習するのはおすすめしません。仕上がりの美しさや網戸の耐久性を考えると、ステンレスへの張り替えは業者に任せたほうが結果的に満足度が高い場合が多いです。手間と失敗のリスクを費用で買う、というイメージを持っておくと判断しやすいかなと思います。
張り替えに使う主な道具は、網を枠に押し込む網戸ローラー、余った網を切るカッター、そして網を固定する押さえゴムです。樹脂の網ならこれで十分ですが、ステンレスの場合は金属に対応した刃や、線を傷めずに扱う丁寧さが求められます。ローラーで強く押しすぎると網がたわみ、弱すぎると外れてしまうので、力加減の調整が一番の難所になります。
見え方や風通しで感じやすい変化
意外と見落とされがちなのが、張り替えたあとの見え方と風通しの変化です。ステンレスは金属なので、樹脂の網に比べて全体が少し暗く、色味が違って見えることがあります。窓から入る光の印象が変わるので、明るさを重視する部屋では事前にサンプルで確認しておくと安心です。
また、網目を細かくするほど外の景色が白っぽく霞んで見えたり、風通しが落ちたと感じたりする場合があります。24メッシュ程度なら極端に風通しが悪くなることはないとされていますが、30メッシュ以上の細かい網になると、自然換気の効率が下がったと感じる人もいます。丈夫さと快適さは、ある程度トレードオフになる点を覚えておきましょう。
色の選択肢は、シルバーのほかにブラックが用意されていることが多いです。ブラックは外からの視線を通しにくく、室内から外を見たときの景色が意外とはっきり見えます。逆にシルバーは光を反射しやすく、部屋によっては明るく感じます。掃除のしやすさも素材によって差が出るので、可能ならサンプルで手ざわりや見え方を確かめてから決めると、後悔が少なくなります。
掃除の面では、ステンレスは水拭きで汚れが落ちやすく、ホコリや花粉が固着しにくいのも助かります。ただし、細かいメッシュほど網目に汚れがたまると目立ちやすいので、季節の変わり目に一度さっと拭いておくと、きれいな視界を保ちやすくなります。手入れが楽なぶん、忙しい家庭でも清潔を保ちやすい網です。
網戸の網をステンレスネットにするか選ぶ基準
デメリットを踏まえたうえで、それでもステンレスネットが向いている家はあります。ここからは、メリットとの兼ね合いやメッシュ数の選び方など、後悔しない網選びの基準を具体的に見ていきます。素材ごとの得意分野を知るのが近道です。
見落とせないメリットとの比較
デメリットが目立つステンレスネットですが、それを上回るメリットがあるからこそ選ばれています。判断の材料として、良い面もきちんと並べて比べてみましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 15〜20年と長持ちする | 初期費用が高い |
| サビ・汚れがつきにくく掃除が楽 | DIYでの張り替えが難しい |
| 切られにくく防犯・ペットに強い | 色やサイズの選択肢が少ない |
こうして並べると、初期費用の高さと引きかえに、長い目で見た手間の少なさを買うのがステンレスネットだと分かります。頻繁に張り替えたくない、ペットが網をひっかいて破る、防犯性を上げたい、といった悩みがある家庭ほど恩恵が大きい網です。逆に、数年で引っ越す予定の賃貸住まいなら、無理に高い網を選ばず樹脂の網で十分な場合もあります。網戸まわりだけでなく、家全体のすき間対策を合わせて考えると効果が高く、防鼠ブラシはネズミの隙間に効く?選び方と設置を解説のような侵入対策も参考になります。
長い目で見た費用も比べてみましょう。仮に樹脂の網を6年ごとに5,000円で張り替えると、18年で3回、合計15,000円ほどかかります。一方ステンレスは初回に20,000円かかっても、18年間張り替え不要ならその後の追加費用はほぼありません。張り替えの手間や業者を呼ぶ時間まで含めると、長く住む家ほどステンレスの割高感は薄れていきます。
賃貸住宅の場合は、少し注意が必要です。網戸の張り替えを勝手に行うと、退去時に原状回復を求められてトラブルになることがあります。ステンレスへの変更を考えるなら、事前に管理会社や大家さんへ確認しておくと安心です。持ち家でじっくり住むほど、初期費用を長い年数で回収しやすく、ステンレスの長所を生かせます。
メッシュ数の選び方と虫の入りやすさ
網選びで価格の次に大事なのがメッシュ数です。メッシュとは1インチ(約2.54cm)あたりの網目の数のことで、数字が大きいほど網目が細かくなり、小さな虫を防ぎやすくなります。
目安として、18メッシュは網目が約1.15mmでコバエのような小さい虫は通してしまいます。一方で24メッシュは約0.84mmで、コバエを通しにくくなるため、プロがすすめる標準としてよく挙げられます。30メッシュ以上になるとユスリカのような極小の虫もほぼ防げますが、そのぶん風通しや視界は落ちやすくなります。
迷ったときは24メッシュを基準に考えると、風・視界・防虫のバランスが取りやすいです。小さな虫の侵入に悩んでいる場合は、原因の切り分けも大切なので、家の中に小さい虫が出る原因は?場所別の見分け方と対処法も合わせて読むと対策を立てやすくなります。網の素材とメッシュ数は別々に選べるので、ステンレスで24メッシュ、といった組み合わせも可能です。YKK APの網戸の製品ページなど、メーカー公式で対応メッシュを確認しておくと失敗が減ります。
網の素材とメッシュ数に加えて、機能で選ぶ手もあります。虫がとどまりにくい薬剤を練り込んだ網や、ペットのツメに強い樹脂コーティングの網など、目的別の商品がメーカーからそろっています。物干しスペースの窓は出入りが多いので防虫機能つき、リビングの掃き出し窓はペット対応、というように、窓ごとに役割を分けて選ぶと満足度が上がります。
どのメッシュが合うかは、住んでいる地域の虫事情にも左右されます。川や田畑、緑地が近い家では小さな虫が多いため、24メッシュ以上を選んでおくと安心感が違います。逆に高層階で虫がほとんど入らない環境なら、風通しを優先して18メッシュでも困りにくいです。まわりの環境を思い浮かべながら選ぶと、失敗が減ります。
業者に張り替えを頼むときの注意点
ステンレスへの張り替えは業者に頼むケースが多いぶん、依頼先選びで失敗しないことが満足度を左右します。まず基本として、1社だけで即決せず、複数の業者から相見積もりを取りましょう。網の素材やメッシュ数、サッシのサイズによって金額は変わるので、内訳まで説明してくれる業者は信頼しやすいです。
気をつけたいのが、突然訪問してくる業者です。「近くで工事をしている」「点検してあげる」などと言って不安をあおり、その場で契約を迫る点検商法のトラブルが各地で報告されています。国民生活センターも訪問販売によるリフォーム・点検商法への注意を呼びかけており、その場での即決は避けるのが鉄則です。少しでも不安があれば、消費者ホットライン「188」に相談できます。
害虫の侵入とセットで網戸を見直したい、駆除も含めて相談したい、という場合は窓口の選び方も知っておくと動きやすくなります。害虫駆除はどこに相談すればいい?4大窓口を解説もあわせてチェックしておくと、いざというとき慌てずに済みます。
契約の前には、対象の窓のサイズを業者にしっかり実測してもらいましょう。網戸はサッシごとに寸法が微妙に違うため、採寸が甘いと網が余ったり足りなかったりします。あわせて、施工後の保証がどこまで付くか、破れや外れが起きたときの対応も確認しておくと安心です。見積書に素材名やメッシュ数が明記されているかどうかも、丁寧な業者を見分ける目印になります。
網戸のステンレスネットでよくある質問
最後に、網戸のステンレスネットについて多い疑問をまとめました。張り替えを検討するときにつまずきやすいポイントなので、気になるところから読んでみてください。
寿命はどのくらい持つのか
ステンレスネットの寿命は、環境にもよりますがおおよそ15〜20年が目安です。樹脂の網が5〜7年ほどで硬くなったり破れたりしやすいのに比べると、かなり長持ちします。金属なので紫外線による劣化に強く、サビにも強いのが長寿命の理由です。ただし、海に近い地域では潮風の影響を受けやすいので、点検の頻度は少し上げておくと安心です。直射日光が強く当たる南向きの窓でも劣化しにくいため、日当たりの良い部屋の網戸にも向いています。
猫がいる家にも向いているのか
猫や犬など、網戸をひっかいてしまうペットがいる家庭とはとても相性が良い網です。ステンレスは丈夫で、ツメを立てても破れにくく、脱走やケガの防止にもつながります。ペット対策では、金属の網のほか、樹脂をコーティングして強度を上げた専用ネットという選択肢もあります。予算と好みに合わせて、丈夫さ重視で選ぶと失敗が少ないですね。網が破れて外に飛び出してしまう事故を防ぎやすく、開け閉めのときに網がたわみにくいのも、ペットのいる家庭にはうれしいところです。
自分で張り替えることはできるのか
できないわけではありませんが、樹脂の網に比べるとかなり難易度が高いです。金属の網は硬くて切りにくく、枠にはめる際も型崩れしやすいため、DIYに慣れていない人にはおすすめしにくいです。どうしても自分でやりたい場合は、まず安い樹脂の網で張り替えの手順に慣れてから挑戦すると、失敗のリスクを下げられます。仕上がりを重視するなら業者依頼が無難です。どうしても費用を抑えたいなら、必要な長さだけ網を購入し、切断だけ販売店に頼んで取り付けは自分で行う、という折衷案もあります。
網戸のステンレスネットのデメリットを踏まえて
網戸のステンレスネットは、価格の高さやDIYの難しさといったデメリットがある一方で、15〜20年という長い耐久性と、防犯やペットへの強さという大きなメリットを持つ網です。目先の費用だけで判断すると割高に見えますが、張り替えの回数や手間を減らせる点まで含めて考えると、納得できる選択になる家庭も多いです。
選ぶときは、メッシュ数は24を基準に、風通しや視界とのバランスを見ながら決めるのがコツです。張り替えは業者に頼み、相見積もりと訪問販売への注意を忘れないことで、後悔のない網選びにつながります。自宅の窓に何を求めるかを整理して、ステンレスネットが本当に合うのかをじっくり見きわめてみてください。