網戸の張替えは100均でできる?やり方を解説!
網戸が破れて虫が入ってくると、家の中で落ち着けなくなってしまいます。張り替えを業者に頼むと1枚あたり数千円かかることもありますが、網戸の張替えは100均でそろう道具でも十分に自分でできます。
ダイソーやセリアには網戸用のネットや押さえゴム、ローラーまで並んでいて、必要な道具は数百円ほどで一式そろう場合が多いです。コツさえつかめば、1枚あたり30分ほどで張り替えられます。
この記事では、100均の道具で網戸を張り替える手順と、たるみを防ぐコツ、失敗しやすい注意点まで、私が順番に整理してお伝えします。賃貸で原状回復が気になる方向けのポイントもまとめました。
この記事で分かることは次のとおりです。
- 100均で買える網戸張替えの道具と、かかる費用の目安
- 張替え用の網の種類とメッシュの選び方
- 古い網を外して新しい網を張るまでの具体的な手順
- たるみやシワを防ぐコツと、失敗しやすい注意点
網戸の張替えは100均の道具でどこまでできる?
まず気になるのが、本当に100均の道具だけで張り替えられるのかという点だと思います。結論からいうと、家庭用の一般的な網戸であれば、ネット・押さえゴム・ローラーの3点がそろえば作業は成立します。この3点はダイソーやセリアでも見つかることが多いです。
ここでは、そろえておきたい道具と、網の種類の選び方、そして100均とホームセンターの道具の違いを整理します。網戸そのものの構造をもう少し知りたい方は、網戸(ウィキペディア)も参考になります。
100均で買える網戸張替えの道具一覧
網戸の張替えに最低限必要なのは、新しい網、押さえゴム、そしてゴムを溝に押し込む網戸ローラーです。これに加えて、余った網を切るためのカッターやハサミ、作業中に網がずれないよう固定するクリップがあると格段に楽になります。
100均では、これらがほとんどそろってしまいます。網は幅の目安が書かれた巻き物として売られていて、押さえゴムも太さ別に用意されていることが多いです。ローラーは片側が刃になっているタイプを選ぶと、押し込みとカットを一本でこなせて便利です。
下の表は、そろえておきたい道具と役割をまとめたものです。すべて買っても数百円で収まる場合が多く、業者に頼むより大幅に費用を抑えられます。
| 道具 | 役割 | そろえ方の目安 |
|---|---|---|
| 網戸用ネット | 張り替える網そのもの | 窓より大きめのサイズを選ぶ |
| 押さえゴム | 網を溝に固定する | 古いゴムと同じ太さを選ぶ |
| 網戸ローラー | ゴムを溝へ押し込む | 刃つきタイプが便利 |
| カッター・ハサミ | 余った網を切る | 切れ味の良いものを用意 |
| クリップ | 網の仮どめ | 洗濯ばさみでも代用可 |
道具を買う前に、必ず今ついている押さえゴムの太さと、網戸のおおよその大きさを測っておきましょう。ゴムの太さが合っていないと、いくら押し込んでも溝に収まりません。これが100均道具での張替えでいちばん多いつまずきどころです。
道具を探すときは、園芸やDIYの棚に置かれていることが多く、季節によっては虫よけ用品のコーナーにまとめられている場合もあります。春から夏にかけては需要が高く売り切れやすいので、網戸のシーズン前に早めにそろえておくと安心です。網の幅が足りるか不安なときは、少し広めの巻きを一つ買っておけば、別の窓の張替えにも回せて無駄になりません。まとめて張り替える予定があるなら、はじめから幅の広い網を選んでおくと買い足しの手間も省けます。
張替え用の網の種類と選び方
網には目の細かさを表す「メッシュ」という数字があり、数字が大きいほど目が細かくなります。目が細かいほど小さな虫は入りにくくなりますが、そのぶん風は通りにくくなるという関係があります。一般的な住宅では24メッシュ前後が標準とされています。
小さなコバエやユスリカが気になる場所では30メッシュ、風通しを優先したい場所では18メッシュといった選び方もできます。数字ごとの違いは網戸の24メッシュと30メッシュの違いで詳しくまとめているので、迷ったら合わせて読んでみてください。
素材にも種類があります。100均で多いのはグラスファイバー製で、扱いやすく価格も手頃です。より丈夫さを求めるならステンレス製もありますが、値段が上がり張りにくくもなります。素材ごとの長所と短所は網戸をステンレスネットにするデメリットで触れています。
網は窓の大きさより一回り大きめを選ぶのが鉄則です。ぴったりの寸法を買うと、作業中に引っ張る余白がなくなってしまいます。数センチの余裕を持たせておけば、最後にカッターできれいに整えられます。
網の色にもグレーとブラックがあり、外から室内が見えにくいのはブラック、室内から外がよく見えるのはグレーとされています。100均ではグレーが手に入りやすいですが、見え方の好みで選んで問題ありません。色による虫よけ効果の差はほとんどないと考えられるので、まずは手に入りやすい色から試すのがおすすめです。張り替えてみて見えづらさが気になったら、次の張替えで色を変えてみるという進め方もできます。
100均とホームセンターの道具の違い
100均の道具でも張替えは十分にできますが、ホームセンターの道具と比べると差がある部分もあります。いちばん違いが出やすいのはローラーの作りと、網の幅の選択肢です。ホームセンターにはさまざまな幅や色の網がそろい、大きな網戸にも対応しやすくなっています。
一方で、標準的なサイズの網戸を1枚か2枚だけ張り替えるなら、100均の道具でまったく問題ありません。まずは100均でそろえて試し、頻繁に張り替えるなら道具だけホームセンターの物に買い替えるという進め方が無駄になりません。
| 項目 | 100均の道具 | ホームセンターの道具 |
|---|---|---|
| 価格 | 1点あたり110円ほど | 数百円から千円台 |
| 網の幅の種類 | 標準的な幅が中心 | 幅も色も豊富 |
| ローラーの耐久性 | 数回の作業向き | 繰り返し使える |
| 向いている人 | 年に数枚を張り替える | 枚数が多い・大きい網戸 |
大手サッシメーカーのサイトでも、自社の網戸の仕様やお手入れ情報が公開されています。自宅の網戸の型を確認したいときは、LIXIL公式サイトのような一次情報も見ておくと安心です。
ベランダの大きな掃き出し窓の網戸は、100均の網では幅が足りないことがあります。その場合は無理につなぎ合わせず、ホームセンターで窓の高さに合う幅の網を選んだ方がきれいに仕上がります。小窓や勝手口の網戸から100均で練習し、大きな網戸は道具を買い足して臨むと、失敗のリスクを抑えられます。最初の1枚で感覚をつかんでから本命の大きな網戸に取りかかると、仕上がりの差がはっきり出ます。
網戸の張替えを自分で行う手順とコツを解説
道具がそろったら、いよいよ張替え作業です。手順そのものはシンプルで、古いゴムを外し、新しい網を置いて、四辺のゴムを押し込むという流れが基本になります。あわてず一辺ずつ進めれば、初めてでもきれいに仕上げられます。
ここでは、外す準備から張り込み、仕上げのカットまでを順番に見ていきます。たるみを防ぐコツと、100均道具ならではの注意点もあわせてお伝えします。
古い網と押さえゴムを外す準備の手順
最初に、網戸を窓のサッシから取り外し、平らな場所に寝かせます。床が傷つかないよう、下に段ボールや古い毛布を敷いておくと作業しやすいです。網戸は軽く持ち上げて手前に引くと外れる構造が多いですが、外れないときは無理をせず、上部のはずれ止めを確認します。
次に、押さえゴムの端を探します。四隅のどこかにゴムの継ぎ目があるので、そこにマイナスドライバーや千枚通しの先を差し込み、少しずつ引き出していきます。ゴムはあとで太さの確認に使うので、切らずに一本のまま取っておきましょう。同じ太さのゴムを買い直す判断材料になります。
古い網を外したら、フレームの溝にたまったほこりやゴミを乾いた布でぬぐっておきます。溝が汚れていると新しいゴムが入りにくくなり、仕上がりもゆるくなりがちです。サッシまわりの取り扱いは、YKK AP公式サイトでも部位ごとに解説されています。ここまで整えておくと、張り込みが一気に楽になります。
取り外すときは、網戸が落ちてこないよう必ず両手で支えます。2階以上の窓では、外側へ落とさないよう室内側へ引き入れるのが安全です。はずれ止めのネジがある場合は、ドライバーでゆるめてから外し、作業後に元へ戻すのを忘れないようにします。無理に引っぱると戸車が傷むことがあるので、動きが渋いときは一度上へ持ち上げてから手前に引くと外れやすくなります。外した網戸はガラス面にぶつけないよう、壁に立てかけずに寝かせて置いておきましょう。
新しい網を張る基本の手順
フレームの上に新しい網を広げ、全体を軽くかぶせるように置きます。このとき、網の目がフレームの辺とまっすぐ平行になるよう向きをそろえるのがポイントです。目が斜めになっていると、張り終わったときに模様がゆがんで見えてしまいます。
置いたらクリップで四辺を仮どめし、まず一つの角からゴムを押し込みます。網戸ローラーを溝に沿わせ、ゴムをゆっくり転がすように押し込んでいきます。最初は上の一辺、次に向かいの下の一辺という順で、対になる辺を交互に張っていくとたるみが出にくくなります。
四辺すべてを押し込み終えたら、角の部分を指で軽く押さえてゴムが浮いていないか確認します。浮いている箇所があれば、もう一度ローラーで押し直します。全体がぴんと張れていれば、あとは余った網を切るだけです。焦らず一辺ずつ進めるのが、きれいに仕上げる近道です。
押し込み始めのゴムの端は、少しだけ長めに残しておき、最後に一周してからカッターで切りそろえます。継ぎ目が浮きやすいので、終点は始点と数センチ重ねるようにして押し込むと、角からゴムが飛び出しにくくなります。ローラーは往復させず、一方向へ転がすようにすると網が寄れずまっすぐ収まります。力を入れすぎると網が伸びてしまうため、ゴムの重さで沈む程度の軽い力で転がすのがちょうどよい加減です。
たるみやシワを防ぐ張り方のコツ
張替えでいちばん多い悩みが、網のたるみとシワです。たるみは、対辺を固定する順番と、網を引っ張る力加減でほとんど防げます。片側を強く張りすぎると反対側がたるむので、両手で軽く外側へ広げながら、均等な力で押し込むことを意識しましょう。
角のシワは、網が角で突っ張ることが原因です。ゴムを押し込む前に、角の網へ数ミリだけ切り込みを入れておくと、無理な突っ張りがなくなり角までなめらかに収まります。切り込みを入れすぎると穴の原因になるので、ほんの少しにとどめます。
気温も仕上がりに関わります。網もゴムも寒いと硬くなり、押し込みにくくなります。真冬に作業するときは、室内で少し暖めてから張ると柔らかくなって扱いやすいです。逆に真夏の直射日光の下では網が伸びやすく、冷えると縮んでたるみが出ることがあるので、日陰や室内で作業した方が張り具合が安定します。作業する場所の環境をひと工夫するだけでも、仕上がりはぐっと安定します。
それでもたるみが残るときは、いったんゴムを一辺だけ外し、網を張り直します。何度かやり直しても網や道具はほとんど傷まないので、納得いくまで調整して大丈夫です。仕上がりが甘いまま使うと、すき間から虫が入る原因にもなります。窓まわりの虫の侵入が気になる方は、窓を閉めてもゴキブリが入る理由と対策もあわせて確認しておくと安心です。
100均道具で張替えるときの注意点と費用
100均の道具はコスト面で優秀ですが、いくつか気をつけたい点があります。まず、ローラーの車輪部分は繰り返しの使用で摩耗しやすいので、大きな網戸を何枚も張るときは途中で交換が必要になることがあります。無理に力を入れると刃つきローラーで網を傷つけることもあります。
費用の目安としては、網とゴム、ローラーをそろえても1枚あたりおよそ300円から600円ほどに収まる場合が多いです。業者に依頼すると1枚数千円が相場とされているので、自分で行えば大きな節約になります。複数枚をまとめて張り替えるなら、網は幅の広い巻き物を一つ買った方が割安です。
| 費目 | 100均でそろえた場合の目安 |
|---|---|
| 網戸用ネット | 110円ほど |
| 押さえゴム | 110円ほど |
| 網戸ローラー | 110円から220円ほど |
| 合計の目安 | 1枚あたり300円から600円ほど |
安く仕上げられるぶん、道具の消耗や網の品質は価格なりという点は理解しておきましょう。長く使いたい網戸や、大きな掃き出し窓の網戸は、素材や道具を少しグレードアップすると持ちが良くなります。用途に合わせて使い分けるのが賢い進め方です。
まとめて張り替えるなら、家じゅうの網戸のサイズを先にすべて測り、必要な網の総量を計算してから買うと無駄がありません。同じ幅の窓が多い住宅では、幅の広い網を一巻き買えば数枚ぶんをまかなえます。押さえゴムも溝の太さが同じなら使い回せるので、まとめ買いでさらに1枚あたりのコストを下げられます。古い網は自治体の分別ルールに従って処分すれば、後片づけまですっきり終わります。
網戸の張替え100均に関するよくある質問
最後に、網戸を100均の道具で張り替えるときによく寄せられる疑問をまとめました。作業前の不安を解消してから取りかかると、仕上がりも安定します。
網戸の張替えは何年ごとが目安ですか?
網戸の網は、使用環境にもよりますが5年から10年ほどで劣化してくるとされています。日当たりの強い南向きの窓や、海に近い地域では紫外線や潮風の影響で早く傷むこともあります。網を指で押したときに簡単に伸びたり、色があせて白っぽくなってきたら張替えのサインです。破れやほつれが出る前に交換すると、虫の侵入も防ぎやすくなります。
賃貸住宅の場合は、退去時のトラブルを避けるため、破れをそのままにせず早めに直しておくと安心です。自分で張り替えた網戸でも、元と同じ状態に戻っていれば問題になりにくいとされていますが、心配なときは管理会社に一度確認しておくと確実です。
100均のゴムやローラーでもきれいに張れますか?
標準的なサイズの網戸であれば、100均のゴムとローラーでも十分きれいに張れます。仕上がりを左右するのは道具の値段よりも、ゴムの太さを合わせることと、対辺を交互に張る手順を守ることです。ゴムの太さだけは古い物と同じミリ数を選んでください。太さが合っていれば、100均の道具でもぴんと張った網戸に仕上がります。
ただし、網戸の枚数が多い場合や、フレームがゆがんでいる古い網戸では、100均のローラーだと途中で扱いづらく感じることもあります。そうしたときだけ道具を買い替えれば十分で、最初からすべてをそろえる必要はありません。まずは1枚、手元の道具で試してみるのが、失敗の少ない進め方です。
網戸の張替えを100均で進めるときのまとめ
網戸の張替えは、100均でそろう網・押さえゴム・ローラーがあれば、1枚あたり数百円で自分でできる作業です。ポイントは、古いゴムと同じ太さを選ぶこと、網を一回り大きめに用意すること、そして対辺を交互に張ってたるみを防ぐことの3つに集約されます。
手順自体はシンプルなので、初めてでも一辺ずつ落ち着いて進めれば失敗しにくいです。まずは傷んだ網戸を1枚、この記事の手順どおりに張り替えてみてください。コツをつかめば、家じゅうの網戸を低コストできれいによみがえらせることができます。
張り替えたばかりの網戸は、ほこりや花粉も付きにくく、風通しも気持ちよくなります。ふだんから固くしぼった布で軽く拭いておけば、次の張替えまで長持ちします。使った道具は箱にまとめて保管しておくと、別の網戸が破れたときもすぐに対応できて便利です。少しの手間で住まいの快適さを保てるのが、自分で張り替える大きな利点です。