玄関は家の中でも空気がこもりやすい場所です。靴や傘がまとめて置かれ、湿気やにおいが抜けにくいうえ、夏場はドアを開けても虫の侵入が気になってしまいます。

実は、その玄関にも網戸は後付けできます。とくに玄関が引き戸のお宅では、レールを利用して取り付けられる網戸の選択肢が豊富で、風通しをぐっと良くできます。夏の夜に玄関を開けたまま涼みたい、けれど虫は入れたくない、という悩みを持つ方にこそ検討してほしい住まいの工夫です。

この記事では、玄関網戸を引き戸に後付けするときの種類と口コミで語られる評判、費用の目安、そしてDIYと業者依頼の選び方までを整理しました。私が調べた範囲の情報をもとに、後悔しない選び方を一緒に確認していきましょう。

この記事で分かることは次のとおりです。

  • 玄関の引き戸に後付けできる網戸の種類と特徴
  • 各タイプの口コミや評判で語られやすいポイント
  • 後付けにかかる費用の目安と種類別の比較
  • DIYと業者依頼の選び方や賃貸での注意点

玄関網戸を引き戸に後付けする種類と口コミ

まずは、玄関の引き戸に後付けできる網戸にどんな種類があるのかを押さえておきましょう。タイプごとに開閉の仕組みや向いている玄関が違うため、口コミで評価が分かれるポイントも変わってきます。

玄関引き戸に付く網戸4種の比較

玄関の引き戸に後付けできる網戸の主な種類

玄関の引き戸に対応する網戸は、大きく分けてパネル網戸・プリーツ網戸・ロール式網戸・中折れ式の4タイプがあります。パネル網戸はアルミ枠にネットを張った昔ながらの形で、上下に専用レールを取り付けてスライドさせて使います。比較的安価で手に入りやすいのが特長です。

プリーツ網戸は、網をアコーディオンのように折りたたんで横に開閉するタイプです。軽い力で動かせるので、小さなお子さんや年配の方がいるご家庭でも扱いやすいと言われています。レールがない玄関でも設置しやすく、狭い間口にも合わせやすいのが強みです。

ロール式網戸は、使わないときに網をケースの中へ収納できるタイプで、見た目がすっきりして掃除もしやすいと評判です。中折れ式は扉のように真ん中で折れて開く構造で、フレームが丈夫なぶん防犯面を意識したい方に選ばれやすい傾向があります。玄関の間口やドアの形状に合うかどうかが、最初の分かれ道になります。

自分の玄関がどのタイプに合うのか分からないときは、引き戸の枠に上下のレールがあるか、扉が1枚の片引きか2枚の引き違いかをまず見てみましょう。レールがあればパネル網戸を、レールが無ければプリーツ網戸やロール式を候補にすると選びやすくなります。引き違い戸の場合は中央に方立が必要になることもあるため、間口と高さの実寸をメモしておくと、商品選びや業者への相談がぐっとスムーズに進みます。採寸のときは、いちばん狭い部分と広い部分の両方を測っておくと、取り付け後のすき間を防ぎやすくなります。

玄関の引き戸は、レールの有無や2枚引き違いかどうかで選べる網戸が変わります。まずは今の引き戸のタイプを確認するところから始めると失敗が減ります。

パネル網戸を引き戸に後付けする特徴と口コミ

パネル網戸は、玄関の引き戸に後付けする定番として口コミでも名前がよく挙がります。室内側のサッシ上下に専用レールを固定し、そこへアルミ枠の網戸をはめてスライドさせる仕組みです。ホームセンターやメーカー純正品でパーツが手に入り、DIYで取り付けたという声も多く見られます。

パネル網戸のレールと方立の構造

費用面では、レールの取り付けにおよそ8,000円から15,000円、網戸本体の建て付けに15,000円から22,000円ほどで、合計23,000円から37,000円程度が目安とされています。「思ったより安く付けられた」という評価がある一方で、2枚の引き違い戸では中央に方立と呼ばれる仕切りを立てる必要がある点は覚えておきたいところです。

口コミで注意点として挙がりやすいのは、方立を設置した場合にシーズンオフの取り外しが手間になることや、玄関に召し合わせ錠があると操作しづらくなる可能性がある点です。すき間ができてしまうと網戸としての役割が半減するため、採寸の正確さが仕上がりを大きく左右します。

取り付けの大まかな流れは、玄関の間口を正確に採寸し、上下のレールを水平に固定してから、アルミ枠の網戸をはめ込むという手順です。レールが少しでも傾くと網戸がスムーズに動かなくなるため、水平器を使ってていねいに合わせるのがコツになります。ネットが緩んできても張り替えができるので、部材さえ手に入れば長く使い続けられる点も、パネル網戸が選ばれ続けている理由の一つです。取り付けに使うビス穴が気になる場合は、あらかじめ下穴を開けておくと枠を傷めにくくなります。

プリーツ網戸とロール式網戸の使い勝手と評判

プリーツ網戸とロール式網戸は、玄関の見た目やスペースを重視する方から支持を集めています。プリーツ網戸は「開閉がとても軽い」「狭い玄関でも邪魔にならない」といった口コミが目立ち、ほぼあらゆる玄関に対応できる柔軟さが魅力です。レールが無い引き戸にも合わせやすいので、後付けのハードルが低いと感じる方が多いようです。

ロール式網戸は、使わないときにケースへ巻き取れて玄関がすっきりする点が高く評価されています。網の取り外しや掃除がしやすく、本体価格も抑えやすい部類に入ります。一方で、開けっぱなしにしたいときに毎回スライドさせる動作を「少し面倒」と感じる声もあり、使い方の好みが評価を分けます。

どちらのタイプも、玄関を頻繁に出入りする家庭では網戸が動線上に出てくることを負担に感じる場合があります。逆に、換気の時間帯を決めて使うスタイルなら、軽さと収納性の高さが日々の快適さにつながります。ご自宅の玄関の使い方をイメージして選ぶと、後悔しにくくなります。

メンテナンスの面では、プリーツ網戸は折り目にほこりがたまりやすいので、たまに乾いた布でなでるように掃除しておくと動きが長持ちします。ロール式は巻き取り部分の汚れを軽く拭く程度で済み、手入れの手軽さでは一歩リードします。どちらも消耗品であるネットやばねがいずれ劣化するため、購入時に交換部品が手に入りやすい製品かどうかを確かめておくと、後々の維持がぐっと楽になります。長く使うほど、この点の差が満足度に効いてきます。

プリーツ網戸やロール式は「軽さ・収納性」、パネル網戸は「価格・入手しやすさ」で選ばれる傾向があります。何を優先したいかを先に決めておくと迷いにくくなります。

後付けで得られるメリットと注意したいデメリット

玄関網戸を後付けする一番のメリットは、なんといっても風通しの良さです。玄関は空気がこもりやすく、靴や傘の湿気もたまりがちですが、網戸があればドアや引き戸を開けたまま換気でき、家全体の空気の流れが良くなります。夜に玄関灯へ集まる虫の侵入を抑えられるのも、うれしいポイントです。

一方でデメリットもあります。玄関ドアや引き戸の枠のサイズは、メーカーや年代、タイプによって大きく異なり、形状によっては後付けが難しいケースがあります。とくにDIYでは正確な寸法や取り付け位置を保証しにくいため、心配なときは専門業者に相談したほうが安心です。

また、網戸が玄関の出入りのたびに視界へ入るため、開放感が少し損なわれると感じる人もいます。こうした点は事前に把握しておけば「こんなはずじゃなかった」を防げます。網戸のメッシュ選びで迷う場合は、網戸の24メッシュと30メッシュの違いは?選び方を解説!もあわせて参考にしてみてください。

さらに、玄関網戸があると宅配の受け取りや来客対応のときにも重宝します。網戸ごしに外の様子を確認しながら風を通せるので、夏場に玄関先で少し立ち話をする場面でも快適さを保てます。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、ドアを開けた一瞬の飛び出しを防ぐ緩衝にもなり、安心感が高まります。こうした日常のちょっとした使いやすさも、後付けを検討する価値のあるポイントだと感じています。

玄関網戸の引き戸後付けにかかる費用と選び方

ここからは、玄関網戸を引き戸に後付けするときの費用相場と、失敗しない選び方を掘り下げます。タイプによって価格帯が大きく違うため、予算と使い勝手のバランスを取ることが大切です。

後付け網戸の種類別費用の目安

後付け網戸の費用相場を種類別に比較

費用は選ぶ網戸のタイプで大きく変わります。もっとも手頃なのがロール式で、本体2万円から5万円ほど、工賃を含めてもトータルで10万から20万円前後が一つの目安です。折れ戸タイプは本体5万から10万円、工賃は5万から8万円ほどで、丈夫さと引き換えにやや高めになります。

アコーディオンタイプはサイズによって金額が変わり、本体はおよそ10万から25万円、後付け工事の工賃は5万から8万円ほどが相場とされています。玄関ドアごと網戸付きに交換する場合は、30万から40万円程度とぐっと高くなります。次の表で種類別の目安を整理しました。

網戸のタイプ 本体価格の目安 向いている人
パネル網戸(DIY) 約2万〜4万円 費用を抑えたい・レール付き引き戸
ロール式 約2万〜5万円+工賃 見た目と収納性を重視したい
中折れ・折れ戸 約5万〜10万円+工賃 丈夫さや防犯面も気にしたい
アコーディオン 約10万〜25万円+工賃 軽い開閉と広い間口に対応したい

DIYで取り付ければ工賃分を節約できますが、採寸ミスや取り付けの甘さがあると網戸の性能を活かしきれません。価格だけでなく、仕上がりの確実さも含めて比較するのがおすすめです。

費用を抑えたいときは、まずロール式やパネル網戸のDIYから検討し、玄関の形状が複雑で難しそうなら業者見積もりを取る、という二段構えが現実的です。複数の業者から相見積もりを取ると、料金の妥当性が分かりやすくなり、極端に高い提案を避けられます。見積もりを見るときは、工賃に出張費や古い部材の処分費が含まれているかどうかも確認しておくと、あとから追加費用に驚くことが少なくなります。金額の内訳を一つずつ確かめる姿勢が、納得のいく後付けにつながります。

DIYと業者依頼はどちらを選ぶべきか

DIYと業者依頼のどちらが良いかは、玄関の形状と自分のスキル、そして予算次第です。レールのある一般的な引き戸で、ロール式やパネル網戸を選ぶなら、DIYでも十分に対応できるケースがあります。ホームセンターやDIYショップで採寸に合ったパーツをそろえれば、工賃を抑えられるのが魅力です。

DIYと業者依頼の判断チェック

一方で、枠が特殊で採寸に自信がない場合や、アコーディオン・折れ戸のように工事が前提のタイプを選ぶなら、業者に依頼したほうが安心です。業者選びでは、玄関網戸の施工実績・予算に合った料金設定・保証の有無・やり取りの丁寧さを確認するとよいでしょう。口コミも判断材料の一つになります。

採寸のポイントや道具の扱いに不安がある方は、網戸まわりのDIYに慣れておくと後付けもスムーズです。網の張り替え自体を試してみたい場合は、網戸の張替えを賃貸で自分でやるには?手順を解説!で基本の手順を確認しておくと感覚がつかめます。

DIYに挑戦する場合は、採寸を2回以上おこなって数値をそろえること、そして無理そうだと感じたら途中でも業者に切り替える判断が大切です。取り付けの精度が甘いとすき間から虫が入り込み、せっかくの網戸が本来の役割を果たせなくなってしまいます。時間と仕上がりのどちらを優先したいのかを家族とも相談しながら、無理のない方法を選んでいくと後悔が残りにくくなります。作業に自信が持てないうちは、まず小さな網戸で練習してから玄関に取りかかるのも一つの手です。

賃貸や失敗しない玄関網戸の選び方

賃貸住宅で玄関網戸を後付けしたい場合は、まず原状回復ができるかどうかを最優先に考えます。ビスで固定するタイプは退去時に穴が残るため、突っ張り式や両面テープで留められる取り外し可能なタイプを選ぶと安心です。大家さんや管理会社に事前に相談しておくと、トラブルを避けられます。

選び方のコツは、玄関の使い方と間口のサイズに合わせることです。頻繁に出入りする玄関なら軽く開閉できるプリーツ網戸、見た目を重視するならロール式、価格重視ならパネル網戸というように、優先順位を決めてから絞り込むと迷いません。コストを抑える工夫を知りたい方は、網戸の張替えは100均でできる?やり方を解説!もヒントになります。

また、後付けの前には必ず玄関ドアや引き戸のメーカーとサイズを確認しておきましょう。対応できる網戸が限られる場合があるため、購入前にメーカーの公式情報をチェックすると失敗が減ります。少し手間でも、この下調べが快適な玄関づくりの近道になります。

賃貸で取り外し可能なタイプを選ぶ場合でも、突っ張り式は強い力がかかると外れることがあるため、設置後にしっかり固定できているかを確認しておきましょう。退去時にきれいに原状回復できるよう、購入時の箱や取扱説明書は捨てずに保管しておくと安心です。もし壁や枠に跡が残りそうなら、貼ってはがせる保護材をかませておくと傷を防げます。ちょっとした準備が、住み替えのときの手間や余計な出費を減らしてくれます。

賃貸では「取り外せること」、持ち家では「使い勝手と耐久性」を軸に選ぶと、後付け後の満足度が高くなりやすいです。

玄関網戸の引き戸後付けに関するよくある質問

最後に、玄関網戸を引き戸に後付けするときによく寄せられる疑問をまとめました。判断に迷いやすいポイントを、簡潔に整理しています。

マンションの玄関にも網戸を後付けできますか

マンションでも玄関網戸の後付けは検討できますが、玄関ドアは共用部分にあたることが多いため、まず管理規約を確認することが欠かせません。ドア本体に穴を開ける工事は認められないケースが多く、レールを利用するタイプや取り外し可能な網戸が現実的な選択肢になります。管理組合への確認を先に済ませておくと安心です。判断に迷うときは、施工実績のある業者に下見を依頼して、規約に沿った取り付け方法を提案してもらう方法もあります。

玄関網戸の後付けにかかる期間はどのくらいですか

網戸のタイプや玄関の形状にもよりますが、既存の枠を活かして取り付けるパネル網戸やロール式なら、業者依頼でも半日から1日程度で完了することが多いとされています。DIYの場合は採寸や部材の準備を含めて数日みておくと余裕を持って進められます。ドアごと交換するリフォームは、これより長い工期がかかります。工期を短くしたいときは、事前に間口の実寸を伝えて部材を用意してもらうと、当日の作業がスムーズになります。

後付けした玄関網戸の防犯性は問題ありませんか

網戸自体は施錠を目的としたものではないため、網戸だけで防犯を担うのは避けたほうが安全です。ただし中折れ式のようにフレームが丈夫なタイプや、簡易ロックが付いた製品を選べば、開けっぱなしにする時間帯の安心感は高まります。就寝時や外出時はドアや引き戸をきちんと施錠し、網戸は換気用として使い分けるのが基本です。

より詳しい仕様や後付けの可否は、メーカーやリフォーム各社の情報も参考になります。玄関網戸を取り付けるメリットとは(YKK AP)ではタイプ別の特長が、玄関網戸は後付けできる?(ホームプロ)ではリフォームの流れが、玄関網戸を後付けするには(RESTA)ではDIYの手順が確認できます。

玄関網戸を引き戸に後付けするときのまとめ

玄関網戸を引き戸に後付けすると、風通しが良くなり、玄関にこもりがちな湿気や虫の悩みを減らせます。引き戸のお宅はパネル網戸・プリーツ網戸・ロール式・中折れ式など選択肢が多く、レールの有無や間口に合わせて選べるのが強みです。

費用はロール式が10万から20万円前後、DIY向けのパネル網戸なら数万円からと幅があります。口コミでは軽さや収納性、価格の手頃さが評価される一方、採寸の正確さや取り外しの手間が満足度を左右します。賃貸なら取り外せるタイプ、持ち家なら使い勝手と耐久性を軸に、ご自宅の玄関に合った一枚を選んでみてください。